テレビで『ガイアの夜明け』のジャングリア特集を観ました。
オープン前の盛り上がりとは裏腹に、観光客も地元客も少なくガラガラな状況や、新しいアトラクションの導入・地元イベントの開催など試行錯誤する様子が映し出されていました。
大阪から那覇に移住して沖縄のリアルな生活感を実感している身からすると、「地元客が行かない理由」は至極シンプルです。
単純に「遠い」そして「高い」。
わざわざ行こうという気持ちが自然と湧いてこないのが本音です。
空港からジャングリアが「遠い」本当の理由
沖縄を訪れる観光客の方も、那覇空港から北部(名護・今帰仁方面)がどれほど離れているか、ピンとこないかもしれません。
「レンタカーを借りてドライブすればすぐ着くのでは?」と思われがちですが、沖縄の交通事情は甘くありません。
レンタカーに乗るまでのタイムロス:店舗が空港外にあるため、送迎バスや手続きで乗車までに時間がかかります。
那覇市内の激しい渋滞:那覇市の人口密度は7,570人/㎢で、名古屋市の7,000人/㎢よりも高密度です。混雑時の平均旅行速度は時速10.8kmで、東京23区の14.6kmよりも遅いのが現実。
地理的な要因:空港が那覇の南側に位置するため、北部に向かうには必ずこの混雑都市を抜ける必要があります。
高速道路を使っても、移動だけで2時間近くかかります。旅行中の貴重な時間を移動に取られるのはかなりの負担です。
現在、新しくトンネルや高架道路の建設が進んでおり、完成すればアクセスは改善されるかもしれません。
地元客と観光客の「併存」という難題
仮にアクセスが良くなったとしても、別の問題が生じます。
沖縄に暮らしていて実感するのは、「国際通りなどの観光客で賑わう場所に、地元住民は近づかなくなる」という傾向です。京都などの観光地で起きているオーバーツーリズム現象と同じで、混雑や観光地価格を避けるようになります。
観光客で溢れるテーマパークに地元客も通うという「併存」は、かなりハードルが高いと感じます。
また、番組では「ジャングリアの人気が出れば名護の商店街も活気づくのでは」という地元の期待も紹介されていました。しかし、全国的にシャッター通り化が進む古い商店街の衰退は時代の流れでもあります。通り抜ける観光客を呼び込むには、商店街自体が抜本的に生まれ変わらない限り難しいのではないでしょうか。
地元住民の本音と切実な願い
巨額の資金や税金が投入されているプロジェクトだからこそ、なんとか活気を取り戻してほしい気持ちはあります。ただ、遠くてコスパも悪く、周りの日常会話でジャングリアが話題にのぼることもほとんどありません。
個人的な本音を言えば、ジャングリアの心配よりも「那覇空港」と「イオンモール沖縄ライカム」の駐車場問題をなんとかしてほしいところです。週末に買い物へ行っても車を止められず、そのまま諦めて帰る車を頻繁に見かけます。
いろいろと厳しいことを書きましたが、沖縄の一大プロジェクトとして成功してほしい思いに嘘はありません。
……まあ、個人的には恐竜があまり好きではないので、足を運ぶことはなさそうですが。頑張れ、ジャングリア。

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